ピンブローチ制作

また お迎えできたびわ湖真珠さん。

 

 

希少なびわ湖真珠は 粒だけでも とても高いものです。

 

どうせ ジュエリーとして 制作過程で隠してしまいます。 なので、

「傷があったり へこみがあったりするのがいいです~」と アウトレット品をお願いをしていました。

 

 

 

 

傷があって、 粒のままでは ジュエリーとして残念な子。。だけど、色や形が美しく 隠す加工に向いている子たちを 養殖のおじさんが選んでくださいました。

 

 

 

 

さっそく とても綺麗な色の真珠を使います。

 

少しゴールドがかった、皺が美しい模様に見える子。

 

養殖のおじさんが 「これ いいよ~」と言ってたそうです。

 

 

これを使って制作するのは ピンブローチ

 

ピンズともいうそうです。

 

いつもお世話になっている 養殖のおじさんにプレゼントしようと思っています!

 

 

 

この子は 裏が残念な子なんです。 

加工しようとされてたのかな?

 

そうそう。これこれ!

 

こんな子が欲しかった!

 

残念だけど とっても美しい。

 

ためらいなく加工できるし、素敵なものにしてあげたいです。

 

 

この子に合わせた土台をつくります。

ロストワックスという技法で制作し、土台ができたら、今度はパーツを作ってロウ付けしていきます。

 

この裏の部分が隠れるところ。

 

 

ピンブローチのピンを作ります。

 

キャッチ金具部の穴がわりと大きかったので、

1.2㎜くらいの線にしました。

1㎜では するする抜けてしまいます。やり直しました。

 

この辺りは 持っている金具によりますね。

 

 

 

こんな感じ。 うまくはまりました!

 

ピンズって どうやって使うのかな?

いろいろネットで情報を見ながら 制作。

 

1.2㎜の針って どうなんだろう。。。

 

服に穴が開かないかなぁと 心配ですが、これ以上細いのは無理なので、 これで先を針状にヤスリがけていきます。

 

 

 

 

 

パールが付く部分には 芯立てをします。

 

こちらは 1㎜くらいの芯にしました。 

 

あとは うまく真珠と合わせます。

 

なぜ ピンズかというと、 ご年配の男性が使ってくださりそうな、

ネクタイピンのようなものがいいかと。(#^^#)

 

でも、普段、ネクタイって あまりする機会がないかと思いました。

 

ピンズにしたら、帽子に付けてもらえるかも! と、いうことで、ピンブローチ(ピンズ)にしました。

 

 

 

 

 

真珠もうまく合いました!

 

この穴の開いたのは、石を入れる予定です。

 

 

こんな感じになりました。

 

石はタンザナイトです。

 

紫がかったブルーはとても神秘的です。

 

このピカピカしたシルバーも 上品な感じでいいですよね。

女性の方ならこの色合いがいいかな!

 

 

でも 男性なので、渋くします。

 

いぶし銀加工をしていきます。

 

 

はい、真っ黒!

 

これから、また磨いていきます。

 

がんばれ! 私!('ω')ノ

 

 

 

 

 

ピカピカにしたい部分も 

 

いろんな工具を使って丁寧に磨いていきます。


 

帽子に こんな感じで付けていただけるかな?

 

 

スーツのフラワーホールに付けたり。。。

 

喜んでくださるかな~・・・・

 

 

ほんとに おじさん、ありがとうございます。

 

美しい真珠を育ててくださって、本当にありがとうございます!