こんにちわ。
早いもので、もう年があけて新たな一年になりました。
平成最後。。。という言葉が 何度も聞かれますね。
この年は、大好きなびわ湖で育った真珠を
またまた びわ湖の大好きな女性のもとへジュエリーとして
お届けするご縁ができて、本当に想い出深い年になりました。
先月、開催した「びわ湖真珠オーダー会」のジュエリー制作を 少しずつご紹介できたらと思います。
今回で二回目になる 「びわ湖真珠オーダー会」。
あまりにも 表情の違う真珠。 色や形が とても個性的だったり、美しいものばかり。
一点物を制作するのが好きなので、 この二つとない形は、ぴったり!
でも、真珠とにらめっこするうちに、 欲しい方は、どんなジュエリーで、どの子で、どの向きがいいの?なんて 独り言をつぶやいてしまうほど。
なので、 もう、欲しい方に欲しい真珠を選んでもらおう。と、思ったのでした。
ころんと まんまるで すこしオレンジ色のかわいい真珠をお選びくださったお客様。
プレゼントにされるそうで、リングのオーダーです。
どっちの面が 表にするか、じっくり見て決めていただきます。
その真珠を見ながら どんなリングにしたいか
今までの作品なんかを参考にし、 楽しくお話しながら 決めていただきました。
落書き、、、、なんて 言わないでくださいね!
デザイン画です。(#^^#)
ジュエリーデザインって、本当はもっと素晴らしい絵をかかれるんだけど、わたしは 毎回ざっくりです。
ざっくりすぎです。
しかも平仮名ばかり。(>_<)
でも これが わかりやすいんです。(私だけですが。。)
真珠の形に合わせて、ロストワックスという技法で 大まかに土台を作っていきます。
もともと、彫金をやっていた頃は、形を作るときは金属をひらべったくし、糸鋸でカットし、石や真珠に合わせてヤスリで削ったり、ヤ二台というところに置いて、ダガネなどで こんこん打ち付けながら形を丸くしたりしていました。
ものすごく時間がかかる作業でしたが、 今は この技法を覚え(独学ですが。。。)、すごく助かっています。
大まかに土台を作ったら、あとは 金属を真珠に合わせて加工していきます。
真珠とリングです。
形がしっかり合うかを確認したら、真珠の穴を開けたり、
穴の位置に芯立てが来るようにロウ付けします。
裏は ハートで切り抜きました。
真珠を合わせるときにも、この切り抜きが 結構役に立ちます!
これは 真珠立ての芯を作っているところ。
こうやって炎であぶりながら 柔らかくして、
線引きという工程をしながら いい太さにしていくんですよ。
炎をあてると、生き物みたいに銀線が うにゃうにゃ動きます。
真珠に穴をあけ、リングにも芯をロウ付けしました。
こんな感じです。
あとは いろんな工具を使いながら、丁寧に磨いていきます。
この作業は結構大変です。
ヤスリで形を整えたり 粗いヤスリから細かいものに変えていき、キサゲという刃物で丁寧に傷を削り落としたり、 ヘラをかけて 光沢をだしたり、、、
これを頑張ると 肌なじみがよくて 美しく強度のあるリングになるので、頑張らねば。。。
手がつりそうになっても がんばらねば。。。
完成しました! あとは 真珠をセッティングするだけ。
大粒で とてもかわいいリングに仕上がりました!
きっとプレゼントされる方も喜んでいただける、、、なにより オーダーでプレゼントというお気持ちがすでに感激ですよね。
サプライズのお手伝いをさせていただき、光栄です! ありがとうございました。
ちなみに。。。
このデザイン画、そっくりでしょう?(#^^#)。